第73回学説問題の感想とVシステムへの搭載について

遅くなりましたが、やっと第73回獣医師国家試験過去問の学説AB160問のVシステム搭載が終わりました。

 

Vシステムご利用者様は、本日から利用開始となりますので、ぜひご活用ください。

 

毎年、同じことしか言っていませんが、近年の国試の合否を分けるのは学説です。

 

学説の出来が合否をほぼ決定づけます。

 

その点で言いますと、第73回の国試の学説問題を難しいと感じた方は不合格になり(当たり前ですが)、そうでもないなと感じた方は合格していることでしょう。

 

とくに、ふ~んと思ったのが解剖と公衆衛生で、正解するのが難しかっただろうなあと予想できる問題が多かったです。

 

解剖は太刀打ちできなかった方が多かったようですが、よく読むと臨床で使う大事な知識がちりばめられ、それなりに考えてつくられていた問題だと感じました。

 

要するに、レベルの高い良い問題と言えるかもしれません。

 

確かにマニアックな解剖知識を問う選択肢もありましたが、それが正答となることはほぼなく、マニアックな知識がなくとも正解はできるようになっています。

 

公衆衛生学も法律、疫学、変化球で浄水の知識や名古屋議定書など、格闘技で言えば総合格闘技のようになっていました。

 

寝技も、立ち技もできないと勝てないような問題が散見された分、難しかったと思います。

 

ただ、それでも正答自体がマニアックな知識の選択肢ではないので、やはり配慮はされているなと思いました(マニアックな知識が正答の場合は、消去法でいけるように配慮されています)。

 

感じたのは、単純に過去問を覚えているだけでは無理だろうなということです。

 

野球で言うと、覚えた知識が変化球で出題される、それに対応する能力が要求されているという感じでしょうか。

 

この後は、実地搭載準備に入りますので、今日はここまでにしますが、Vシステム、楽々の搭載問題で勝負になることには変わりありません。

 

そっくりそのままの問題もありましたしね。